町家を守る

歴史が支える知識と技術

村松建築が大切にしていること

過去の形状を探り、表構えを残す
4代にわたり受け継ぐノウハウ

村松建築は4代にわたり、小浜西組の建築に携わってきました。
当社の設計・施工のノウハウは代々受け継がれており、2023年に創業100年を迎えました。

解体しながら度重なる改修以前の痕跡を見つけ出し、過去の形状を探っていく作業は地道ですが、非常に大事な作業です。

受け継がれた知識だけでなくヘリテージマネージャーの資格も保有しており、その知見を活かし建物全体の雰囲気や部材一つひとつのバランスも見ながら、可能な限り当時の表構えを残すようにしています。

創業100年株式会社村松建築歴史
株式会社村松建築代表

揚前(あげまえ)について
建物の状態を知り、改修に活かす

古い建物は足元の構造体と地面との距離が近く、地表からの湿気の影響を受けやすいため、土台や足元の木材が腐りやすい特徴があります。
構造体から補強していくために、建物をジャッキアップし、基礎の打ち直しや腐食した土台の取替、不陸の調整を行う場合があります。この一連の作業を、揚前(あげまえ)と呼びます。

通常は専門業者に任せる事が一般的ですが、当社の強みは自分たち大工で揚前を行うことで建物の現状をより詳細に把握し、改修に活かせることだと考えています。

昔の建築現場風景
ジャッキアップ|揚前(あげまえ)

コミュニケーション
まちの工務店だからできる事

大工仕事だけではなく、打ち合わせや設計、現場管理など一貫して受け持つことで、お客様の声を迅速に、且つ直接建物に反映させることを心がけております。 お客様とのコミュニケーションを通して、一緒に創り上げていくことを大切にしています。また、ご協力頂いているそれぞれの専門業種の職人さん達とのコミュニケーションも大事にし、より良い施工方法を検討・実現に注力しています。

工務店コミュニケーション
工務店コミュニケーション